■ 使用許諾条件 ■

1. 本ソフトウェアの著作権は、富士ゼロックス株式会社(以下、富士ゼロックスといいます。)ならびに原権利者に帰属します。
2. 本ソフトウェアは、対応する富士ゼロックス製品を利用する目的で日本国内においてのみ使用することができます。
3. 本ソフトウェアを使用するにあたっては、富士ゼロックスが本サービスで明記する注意制限事項等を遵守してください。
4. 本ソフトウェアの全部または一部を修正、改変し、またはリバースエンジニアリング、逆コンパイルあるいは逆アセンブル等により解析することを禁止します。
5. 本ソフトウェアを通信回線を利用し頒布すること、フロッピーディスク、磁気テープ等の他の媒体に複製し第三者に譲渡、販売、貸与、使用許諾することを禁止します。
6. 富士ゼロックス、富士ゼロックスの販売会社、特約店および本ソフトウェアの原権利者は、本ソフトウェアを本サービスで明記する注意制限事項等で特定する以外の機器あるいはプログラムと組み合わせること、また本ソフトウェアを改変することに起因して生じた損害、損失等に関し責任を負うものではありません。
7. 富士ゼロックス、富士ゼロックスの販売会社、特約店および本ソフトウェアの原権利者は、本ソフトウェアに関し何らの保証責任および賠償責任を負うものではありません。

Print Utility for Citrix XenAppTM Ver. 4.46.2 管理者情報

本ソフトウェアに関する次の7項目について記述します。

1. Print Utility for Citrix XenAppについて
2. 本ソフトウェアの機能
  プリンタードライバーの設定を自動生成クライアントプリンターへ反映
  印刷データの圧縮
  プリントログへの文書名の記録
  クライアントモジュールの自動バージョンアップ
  管理者によるデフォルト値の変更
3. 動作条件
  サーバーおよびクライアント環境
  動作対象プリンタードライバー
  サーバー環境のバージョンとHotfixの確認方法
4. インストール/アンインストール方法
  インストール方法
  アンインストール方法
  バージョンの確認方法
  インストールパッケージの作成方法
  注意事項
5. 本ソフトウェアバージョンでの改善点
6. 制限事項
  自動生成クライアントプリンターに設定を反映する条件
  自動生成クライアントプリンターに設定が反映されない項目
  OSやアプリケーションの仕様による制限
  印刷データが圧縮されない条件
  文書名が正しく記録されない条件
  クライアントが自動バージョンアップされない条件
7. トラブルシューティング
  確認項目
  操作項目
8. お問い合わせ先

1. Print Utility for Citrix XenAppについて

Print Utility for Citrix XenAppは、Citrix XenApp/Citrix XenDesktop/Windows Terminal Services/Citrix Virtual Apps環境において動作するプリンタードライバー強化ソフトウェアです。
本書では、Citrix XenApp環境におけるXenAppサーバー、Citrix XenDesktop環境における仮想デスクトップ、Windows Terminal Services環境におけるターミナルサーバー、Citrix Virtual Apps環境における物理/仮想サーバー、を総称してサーバーと記載します。

Print Utility for Citrix XenAppは、Print Utility for MetaFrameの後継商品です。
本書では、総称してPrint Utility for Citrix XenAppと記載しますが、Ver. 3.x以下はPrint Utility for MetaFrameを指します。


2. 本ソフトウェアの機能

本ソフトウェアは、クライアントとサーバーの双方にインストールして使用します。
また、クライアント上のプリンターがネットワークの共有プリンターで、かつ自動生成クライアントプリンターを使用している場合には、プリントサーバーにもインストールする必要があります。
(ただし、以下に記述する印刷データの圧縮機能と、プリントログへの文書名の記録機能を使用する場合のみ)


2.1 プリンタードライバーの設定を自動生成クライアントプリンターへ反映


クライアント上のプリンタードライバーの各種設定内容を、サーバーの自動生成クライアントプリンターへ反映します。
これにより、デバイスのオプション構成や印刷の設定など、クライアントであらかじめ設定した内容で印刷することが可能になります。
本機能は、3.1章に記載の全ての環境で有効です。


2.2 印刷データの圧縮


自動生成クライアントプリンターが生成した印刷データを、サーバー側で圧縮してクライアントへ送信します。
これにより、従来よりも少ない帯域で印刷を実行できるようになります。
印刷データの圧縮は、画質劣化のない圧縮方式を用いているため、従来どおりの高品質な印刷結果を、より少ないデータ量で得ることができます。
本機能は、クライアントOS/サーバーOS共にWindows 2000以降の場合に有効です。

Print Utility for Citrix XenAppは、各サーバー上で印刷の帯域制限が設定されているかどうかによって、印刷データを圧縮するか・しないかを判断します。
この判断は、Citrix XenApp上にPrint Utility for Citrix XenAppをインストールした際に行われます。
印刷の帯域制限が設定されている場合は、サーバー上で印刷データが圧縮されます。
一方、帯域制限が設定されていない場合は、印刷データは圧縮されません。

また、上記インストール時の帯域制限の判断結果によらず、印刷データを圧縮するか・しないかを手動で設定することもできます。
この設定は、サーバーのシステムディレクトリにインストールされているfxmfopt.iniを編集することで行います。

印刷データを圧縮させる方法

[Option]
Compress=1

印刷データを圧縮させない方法

[Option]
Compress=0



※注意制限事項

(1) Citrix XenDesktop、Citrix XenApp 7.6/7.14/7.15/7.16/7.17/7.18、Citrix Virtual Apps 7 1808/1811/1903/1906/1909/1912/2003/2006/2009/2012、およびWindows Terminal Servicesへインストールした際の初期設定は、
印刷データを圧縮しないとなります。 印刷データを圧縮させたい場合は、fxmfopt.iniを手動で編集する必要があります。
(2) サーバーへインストールした際に入力した管理者情報が、クライアントやプリントサーバーの管理者と異なる場合、本機能が有効にならない場合があります。
なお、クライアントへのログインユーザーに、管理者権限は不要です。
(3) クライアント上のプリンターがネットワークの共有プリンターで、かつ自動生成クライアントプリンターを使用している場合には、プリントサーバーにもPrint Utility for Citrix XenAppをインストールする必要があります。
(4) 印刷の帯域制限を判断する際、Citrix Presentation Server 4.0以降で設定可能なポリシーの設定は無視されます。
(5) 本機能は、クライアントOS/サーバーOS共にWindows 2000以降の場合に有効です。
(6) クライアントのプリンターが、SMBポートでデバイスと接続されている場合、このプリンターでは印刷データが圧縮されません。



2.3 プリントログへの文書名の記録


従来、自動生成クライアントプリンターで印刷を行うと、プリンターのログとして記録される文書名が「Citrix ICA Remote Job」(Citrix XenApp/Citrix XenDesktop環境/Citrix Virtual Apps環境)
「リモートデスクトップリダイレクト印刷ドキュメント」(Windows Terminal Services環境)など、固定の文書名になってしまいました。
そのため、どの文書が印刷されたのか分からないというセキュリティ上の問題がありましたが、Print Utility for Citrix XenAppを使用すると、 文書名が正確に記録されるようになります。
本機能は、クライアントOS/サーバーOS共にWindows 2000以降の場合に有効です。
プリンターに記録される文書名を従来のまま(常に同じ文書名)にする場合は、 サーバーのシステムディレクトリにインストールされている fxmfopt.iniを以下のように編集します。

[Option]
DocName= 0


※注意制限事項

(1) サーバーへインストールした際に入力した管理者情報が、クライアントやプリントサーバー の管理者と異なる場合、本機能が有効にならない場合があります。
なお、クライアントへのログインユーザーに、管理者権限は不要です。
(2) クライアント上のプリンターがネットワークの共有プリンターで、かつ自動生成クライアントプリンターを使用している場合には、プリントサーバーにもPrint Utility for Citrix XenAppをインストールする必要があります。
(3) 本機能は、クライアントOS/サーバーOS共にWindows 2000以降の場合に有効です。



2.4 クライアントモジュールの自動バージョンアップ


最新版のPrint Utility for Citrix XenAppを使用する場合、サーバー側のPrint Utility for Citrix XenAppをバージョンアップするだけで、 クライアント側のPrint Utility for Citrix XenAppを自動的にバージョンアップできます。
この機能は、サーバー/クライアント双方のPrint Utility for Citrix XenAppが、共にVer. 2.0.0以上の場合に有効となります。
クライアント側がVer. 1.xの場合は、自動バージョンアップされません。


バージョンアップの方法、および自動バージョンアップの実行禁止を、サーバーの管理者は以下のようにして設定することができます。

●クライアントでバージョンアップの実行を選択する方法(デフォルト)

自動バージョンアップが実行可能な場合、サーバーへのログイン時に、クライアント側で以下のメッセージが表示されます。

「最新のPrint Utility for Citrix XenApp(TM)がバージョンアップできます。
バージョンアップを行いますか?」

「はい」ボタンをクリックすると、バージョンアップが実行されます。
「いいえ」ボタンをクリックすると、バージョンアップは実行されません。
最新版のPrint Utility for Citrix XenAppは、Windowsの再起動後に有効になります。
管理者は、サーバーのシステムディレクトリにインストールされている fxmfopt.ini を以下のように編集することにより、 上記の方法でクライアント側の自動バージョンアップを実行できます。

[Option]
VerUp=1

●暗黙的にバージョンアップを実行する方法

クライアント側でメッセージを表示する事なく、バージョンアップを実行します。
最新版のPrint Utility for Citrix XenAppは、Windowsの再起動後に有効になります。
管理者は、サーバーのシステムディレクトリにインストールされているfxmfopt.ini を以下のように編集することにより、上記の方法でクライアント側の自動バージョンアップを実行できます。

[Option]
VerUp=2

●自動バージョンアップを禁止する方法

クライアント側Print Utility for Citrix XenAppの、自動バージョンアップを実行しません。
管理者は、サーバーのシステムディレクトリにインストールされている fxmfopt.ini を以下のように編集することにより、自動バージョンアップを禁止できます。

[Option]
VerUp=0

クライアント側Print Utility for Citrix XenAppのバージョンアップは、各クライアント上で実行します。



※注意制限事項

(1) クライアントOSがWindows 2000以降でユーザー権限でログオンしている場合、自動バージョンアップ機能を利用するためには、サーバー・クライアント共にRunAsサービス(Windows 2000)、またはSecondary Logonサービス(Windows Server 2008/2008R2/2012/2012R2/2016/2019/Windows 7/8.1/10)の状態が”開始”となっている必要があります。
(2) クライアントOSがWindows 7/8.1/10でユーザーアカウント制御(UAC)が有効になっている場合、 上記の[暗黙的にバージョンアップを実行する方法]を設定にしても、インストーラの実行を確認するメッセージが表示されます。
(3) クライアントOSがWindows 7/8.1/10でユーザーアカウント制御(UAC)が有効になっている場合、上記の[クライアントでバージョンアップの実行を選択する方法]での「はい」ボタンをクリックした後に、インストーラの実行を確認するメッセージが表示されます。表示されたメッセージで「許可」をクリック、もしくは、メッセージに表示されている管理者のパスワードを入力してから「OK」をクリックして、インストール作業を進めてください。
(4) 自動バージョンアップ機能を利用して、クライアント側のPrint Utility for Citrix XenAppのバージョンをVer3.x以下からVer4.x以上へバージョンアップした場合に限り、 Windows Terminal Services環境においてPrint Utility for Citrix XenAppが正常に動作しません。 Windows Terminal Services環境を利用する場合は、クライアント側にPrint Utility for Citrix XenApp Ver4.x以上を通常インストールしておく必要があります。


2.5 管理者によるデフォルト値の変更


クライアントの設定が反映された後、プリンターモデル毎に以下の項目について、デフォルト値を管理者の指定した値に変更することができます。

・カラーモード
・プリンタードライバーの解像度

この機能は、 印刷データを小さくしたい場合に効果的です。
解像度を低く設定したり、白黒設定したりすることにより、プリンタードライバーの出力する印刷データを小さくできます。
管理者は、サーバーのシステムディレクトリにインストールされている fxmfopt.iniに以下のような記述を追加することにより、本機能を有効にできます。
クライアント側での設定作業はありません。

[FX ApeosPort C6550 I]
ColorMode=MONO
Resolution=300

[FX DocuCentre Color f450]
ColorMode=MONO
Resolution=200


上記の例では、プリンターのモデルがFX ApeosPort C6550 Iである全ての自動生成クライアントプリンターに対し、 カラーモードのデフォルト値を白黒、解像度のデフォルト値を300dpiに設定します。
また、プリンターのモデルがFX DocuCentre Color f450である全ての自動生成クライアントプリンターに対し、 カラーモードのデフォルト値を白黒、解像度のデフォルト値を200dpiに設定します。

fxmfopt.iniには、上記のような設定を複数のモデルについて記述することができます。
※プリンターのモデル名は、プリンターフォルダのファイルメニューから「サーバーのプロパティ」を選択し、「ドライバー」タブで確認できます。

ColorModeキーがプリンタードライバーの“カラーモード”に対応し、Resolutionキーが“プリンタードライバーの解像度”に対応しています。
ColorModeとResolutionには、以下の値を設定できます。

ColorMode Resolution
AUTO
COLOR
MONO
AUTO
600
300
200


ColorModeとResolutionに設定可能な値は、サーバーにインストールされているプリンタードライバーのモデルとバージョンに依存します。
プリンタードライバーの印刷設定を開き、設定可能な値を確認の上、fxmfopt.iniを編集してください

※注意制限事項

(1) ユーザー毎や、プリンターアイコン毎に設定することはできません。
(2) 設定できない値を指定した場合(白黒プリンターに対し、カラーを設定した場合など)は、設定値が無視されます。
(3) ColorModeキーにCOLORを指定できるのは、PLW,XPL2ドライバーのカラー機種のみです。ART EXドライバーの機種にCOLORを指定した場合、AUTOとして解釈されます。
(4) PLW,ART EX,HBPLドライバーのカラー機種において、ColorModeをMONOに設定した場合、プリンタードライバーの画質調整モードが「おすすめ」に変更されます。
(5) FX DocuCentre Color 500において、クライアント側で印刷モードを「速度優先(諧調重視)」にしていた場合、Resolutionキーで300以外が指定されていると、印刷モードが「速度優先」に変更されます。


3. 動作条件

3.1 サーバーおよびクライアント環境


3.1.1 Citrix XenApp / Citrix Virtual Apps 環境

本ソフトウェアは、以下の環境において動作します。

サーバー環境とクライアント環境の組み合わせについては、 Citrix社がサポートしている組み合わせにておいてのみ 、正しく動作します。
また、言語環境につきましては、 日本語版サーバー環境と日本語版クライアント環境の組み合わせ 、または、英語版サーバー環境と英語版クライアント環境の組み合わせにおいて正しく動作します。

 

●サーバー環境

Windows

Citrix Presentation Server / Citrix XenApp / Citrix Virtual Apps

Windows Server®  2008 R2 (Service Pack1)

Citrix XenApp 7.6
Citrix XenApp 7.14
Citrix XenApp 7.15

Windows Server®  2012

Citrix XenApp 7.6
Citrix XenApp 7.14
Citrix XenApp 7.15
Citrix XenApp 7.16
Citrix XenApp 7.17
Citrix XenApp 7.18

Windows Server®  2012 R2

Citrix XenApp 7.6
Citrix XenApp 7.14
Citrix XenApp 7.15
Citrix XenApp 7.16
Citrix XenApp 7.17
Citrix XenApp 7.18
Citrix Virtual Apps 7 1808
Citrix Virtual Apps 7 1811
Citrix Virtual Apps 7 1903
Citrix Virtual Apps 7 1906
Citrix Virtual Apps 7 1909
Citrix Virtual Apps 7 1912

Windows Server®  2016

Citrix XenApp 7.14
Citrix XenApp 7.15
Citrix XenApp 7.16
Citrix XenApp 7.17
Citrix XenApp 7.18
Citrix Virtual Apps 7 1808
Citrix Virtual Apps 7 1811
Citrix Virtual Apps 7 1903
Citrix Virtual Apps 7 1906
Citrix Virtual Apps 7 1909
Citrix Virtual Apps 7 1912
Citrix Virtual Apps 7 2003
Citrix Virtual Apps 7 2006
Citrix Virtual Apps 7 2009
Citrix Virtual Apps 7 2012

Windows Server®  2019

Citrix Virtual Apps 7 1808
Citrix Virtual Apps 7 1811
Citrix Virtual Apps 7 1903
Citrix Virtual Apps 7 1906
Citrix Virtual Apps 7 1909
Citrix Virtual Apps 7 1912
Citrix Virtual Apps 7 2003
Citrix Virtual Apps 7 2006
Citrix Virtual Apps 7 2009
Citrix Virtual Apps 7 2012

(注) Citrix Presentation Server 4.5/Citrix XenApp 7.6/7.14/7.15/7.16/7.17/7.18/Citrix Virtual Apps 7 1808/1811/1903/1906/1909/1912/2003/2006/2009/2012のアプリケーションストリーミング機能から配信したアプリケーションから印刷を実行した場合の動作については保証しておりません。


●プリントサーバー環境(クライアント上のプリンターがネットワークの共有プリンターで、自動生成クライアントプリンターを使用している場合のみ必要)

   Windows Server®  2008
   Windows Server®  2008 x64ビット版
   Windows Server®  2008 R2
   Windows Server®  2012
   Windows Server®  2012 R2
   Windows Server®  2016
   Windows Server®  2019

 

●クライアント環境

Windows

Citrix Online Plug-in / Citrix Receiver / Citrix Workspace app for Windows

Windows®  7

Citrix Receiver for Windows 4.4および4.7以上

Windows®  7 64ビット版

Windows®  8.1

Windows®  8.1 64ビット版

Windows®  10

Windows®  10 64ビット版



3.1.2 Citrix XenDesktop 環境

 

本ソフトウェアは、以下の環境において動作します。

仮想デスクトップ環境とクライアント環境の組み合わせについては、 Citrix社がサポートしている組み合わせにておいてのみ、正しく動作します。
また、言語環境につきましては、日本語版仮想デスクトップ環境と日本語版クライアント環境の組み合わせにおいて正しく動作します。

 

●仮想デスクトップ環境

Windows

Citrix XenDesktop

Windows®  7 (Service Pack 1)

Citrix Virtual Delivery Agent 7.6 for Windows Desktop OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.14 for Windows Desktop OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.15 for Windows Desktop OS

Windows®  7 64ビット版 (Service Pack 1)

Windows®  8.1

Windows®  8.1 64ビット版

Windows®  10

Citrix Virtual Delivery Agent 7.6 for Windows Desktop OS Feature Pack 3以上
Citrix Virtual Delivery Agent 7.14 for Windows Desktop OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.15 for Windows Desktop OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.16 for Windows Desktop OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.17 for Windows Desktop OS

Windows®  10 64ビット版

Windows Server®  2008 R2 (Service Pack 1)

Citrix Virtual Delivery Agent 7.6 for Windows Server OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.14 for Windows Server OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.15 for Windows Server OS

Windows Server®  2012

Citrix Virtual Delivery Agent 7.6 for Windows Server OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.14 for Windows Server OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.15 for Windows Server OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.16 for Windows Server OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.17 for Windows Server OS

Windows Server®  2012 R2

Windows Server®  2016

Citrix Virtual Delivery Agent 7.14 for Windows Server OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.15 for Windows Server OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.16 for Windows Server OS
Citrix Virtual Delivery Agent 7.17 for Windows Server OS


●プリントサーバー環境(クライアント上のプリンターがネットワークの共有プリンターで、自動生成クライアントプリンターを使用している場合のみ必要)

   Windows Server®  2008
   Windows Server®  2008 64ビット版
   Windows Server®  2008 R2
   Windows Server®  2012
   Windows Server®  2012 R2
   Windows Server®  2016
   Windows Server®  2019

 

●クライアント環境

Windows

Citrix Online Plug-in / Citrix Receiver / Citrix Workspace app for Windows

Windows®  7

Citrix Receiver for Windows 4.4および4.7以上

Windows®  7 64ビット版

Windows®  8.1

Windows®  8.1 64ビット版

Windows®  10

Windows®  10 64ビット版



3.1.3 Windows Terminal Services 環境

 

本ソフトウェアは、以下の環境において動作します。

サーバー環境とクライアント環境の組み合わせについては、 Microsoft社がサポートしている組み合わせにておいてのみ 、正しく動作します。
また、言語環境につきましては、 日本語版サーバー環境と日本語版クライアント環境の組み合わせ において正しく動作します。

 

●サーバー環境

   Windows Server®  2008 (Terminal Services)
   Windows Server®  2008 64ビット版 (Terminal Services)
   Windows Server®  2008 R2 (Terminal Services)
   Windows Server®  2012 (Terminal Services)
   Windows Server®  2012 R2 (Terminal Services)
   Windows Server®  2016 (Terminal Services)
   Windows Server®  2019 (Terminal Services)


 (注) Windows Terminal Services 環境では、サーバーのユーザーアカウント制御(UAC)が 無効である場合のみ動作をサポートします。

●プリントサーバー環境(クライアント上のプリンターがネットワークの共有プリンターで、自動生成クライアントプリンターを使用している場合のみ必要)

   Windows Server®  2008
   Windows Server®  2008 64ビット版
   Windows Server®  2008 R2
   Windows Server®  2012
   Windows Server®  2012 R2
   Windows Server®  2016
   Windows Server®  2019

 

●クライアント環境

Windows

Remote Desktop Connection Client

Windows®  7

Remote Desktop Connection Version 6.1

Windows®  7 64ビット版

Windows®  8.1

Remote Desktop Connection Version 6.3

Windows®  8.1 64ビット版

Windows®  10

Remote Desktop Connection Version 10.0

Windows®  10 64ビット版



3.2 動作対象プリンタードライバー


本バージョンの、対象機種と対象プリンタードライバーバージョンは弊社ホームページでご確認下さい。
[http://www.fujixerox.co.jp/product/software/printutility_cxa/device.html]

各プリンタードライバーのCitrix XenApp/Citrix XenDesktop/Windows Terminal Services/Citrix Virtual Apps環境への対応状況は、 弊社ホームページ でご確認下さい。
[http://www.fujixerox.co.jp/download/]

3.3 サーバー環境のバージョンとHotfixの確認方法


●XenApp 7.6/7.14/7.15/7.16/7.17/7.18、Citrix Virtual Apps 7 1808/1811/1903/1906/1909/1912/2003/2006/2009/2012での確認方法(バージョン情報、Hotfix情報)
コントロールパネルの[プログラムと機能]からご確認下さい。

 

4. インストール/アンインストール方法

 

4.1 インストール方法


動作条件に記載の環境において、instmfpe.exeを実行します。
すべてのOS、およびサーバー/クライアントで共通です。

※instmfpe.exeの実行は、管理者権限が必要です。

サーバーへインストールする場合には、管理者情報を入力するためのダイアログが表示されます。
ここで、管理者のユーザー名、パスワード、ドメインを入力します。
ドメイン欄に何も入力しなかった場合には、現在のサーバー名が使用されます。

Citrix XenApp/Citrix XenDesktop/Citrix Virtual Apps環境の場合、 管理者情報を入力せず、キャンセルした場合には、プリンタードライバーの設定を反映する機能だけが正常に機能します。

Windows Terminal Services環境の場合、 管理者情報にサーバーのビルトインAdministrator情報を入力する必要があります。
ビルトインAdministrator情報を入力しなかった場合、Print Utility for Citrix XenAppは正常に動作しません。


インストール完了時に以下のメッセージが表示された場合は、
再起動後に機能が有効になります。

 「Print Utility for Citrix XenApp(TM)のインストールが完了しました。
   有効にするにはWindowsを再起動してください。」

再起動が不要な場合は、以下のメッセージが表示されます。

 「Print Utility for Citrix XenApp(TM)のインストールが完了しました。」

4.2 アンインストール方法


1)コマンドプロンプトを起動します。
2)instmfpe.exeのあるディレクトリに移動します。
3)instmfpe.exe /deleteを実行します。
※ 本バージョンをアンインストールする際は必ず、本バージョンのinstmfpe.exeファイルをご利用下さい。

 

4.3 バージョンの確認方法


本ソフトウェアのバージョンは、以下のようにして確認できます。
1)サーバー上で、コマンドプロンプトを起動します。
2)fxmfsrv.exeのあるディレクトリに移動します。
3)fxmfsrv.exe /Vを実行します。

 

4.4 インストールパッケージの作成方法


Print Utility for Citrix XenApp(TM) 設置カスタマイズツールを利用することで、下記の機能を持ったインストールパッケージを作成できます。

●画面を表示しないでインストールを実行する
●一般ユーザー権限によるインストール実行を許可する
●追加したプリンタードライバーパッケージを併せて実行する

インストールパッケージの作成は以下の手順で実施できます。
1) MakePUFC.exe を実行し、設置カスタマイズツールを起動します。
2) 設置カスタマイズツールにて設定内容を指定し、インストールパッケージを作成します。

インストールパッケージ作成後は、パッケージごとインストール対象のクライアントへ配布し、
パッケージ内のInstPUFC.exeを実行することで、Print Utility for Citrix XenApp(TM)のインストールが実施されます。

※注意制限事項

(1) MakePUFC.exeの実行は、管理者権限が必要です。
(2) 作成したインストールパッケージは 3.1 サーバーおよびクライアント環境 記載の クライアント環境でのみ 動作します。
(3) 追加できるプリンタードライバーパッケージは、「インストールツール付きART-EXプリンタードライバーパッケージ」または「セットアップディスク作成ツールで作成したセットアップパッケージ」です。
(4) 「画面を表示しないでインストールを実行」および「一般ユーザー権限によるインストール実行」の設定は、Print Utility for Citrix XenApp(TM) のインストール時のみ適用されます。
プリンタードライバーのインストールはプリンタードライバーインストーラーの設定に従って実施されます。

4.5 注意事項


ICAクライアントを再インストールしたりバージョンアップを行った場合は、 本ソフトウェアの再インストールが必要になります。


●Citrix XenDesktop環境の場合、仮想デスクトップへの本ソフトウェアのインストールは、 Citrix Virtual Desktop Agentのインストール後に行う必要があります。
本ソフトウェアを先にインストールした場合には、本ソフトウェアがクライアント上で動作しません。
この場合、本ソフトウェアの再インストールが必要となります。


●サーバーへのインストール時に、正しい管理者のユーザー名、パスワード、ドメインを入力しても、
 「入力されたユーザー名、パスワード、ドメイン名のいずれかが正しくありません。
   もう一度、入力しなおしてください。」
というメッセージが表示される場合があります。

この場合、サーバーで下記のサービスが開始されていない可能性があります。
・Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019/Windows 7/8.1/10の場合:Secondary Logon
上記のサービスは、自動バージョンアップ機能を使用するためにサーバー・クライアントで開始されている必要があります。


Citrix Universal Printer Driver および Terminal Services Easy Printを利用する場合は、 本ソフトウェアは動作しません。
(注) Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019では、標準でTerminal Services Easy Printを優先使用する設定となっています。
クライアントのRemote Desktop Connectionバージョンが6.1/6.2/6.3/10.0の場合、接続先のサーバーのグループポリシー設定にて、
Terminal Services Easy Printを使用したプリンターリダイレクト の設定を 無効 としてください。


5. 本ソフトウェアバージョンでの改善点

 

[Ver. 4.46.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix Virtual Apps 7 1909
Citrix Virtual Apps 7 1912
Citrix Virtual Apps 7 2003
Citrix Virtual Apps 7 2006
Citrix Virtual Apps 7 2009
Citrix Virtual Apps 7 2012

[Ver. 4.44.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix Virtual Apps 7 1808
Citrix Virtual Apps 7 1811
Citrix Virtual Apps 7 1903
Citrix Virtual Apps 7 1906
Windows Server 2019 (Citrix Virtual Apps)
・対象機種を追加しました。3.2章参照。

[Ver. 4.42.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix XenApp 7.18
Windows Server 2019 (Terminal Services)
・対象機種を追加しました。3.2章参照。
・Citrix XenApp 7.15およびCitrix XenDesktop 7.15環境の累積アップデート導入後に、プリンタードライバーの設定を自動生成クライアントプリンターへ反映できない場合がある問題を改善しました。
・Ver. 4.38.0/4.40.0/4.42.0をCitrix XenApp/Citrix XenDesktop環境で利用時に、「従来のクライアントプリンタを作成する」ポリシーを適用した環境において、プリンタードライバーの設定を自動生成クライアントプリンターへ反映できない問題を改善しました。


[Ver. 4.40.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix XenApp 7.16/7.17
Citrix XenDesktop 7.16/7.17
・本ソフトウェア導入環境において、プリンタを切り替えるとUserIDが反映されていない場合がある問題を改善しました。


[Ver. 4.38.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix XenApp 7.14/7.15
Citrix XenDesktop 7.14/7.15
・対象機種を追加しました。3.2章参照。
・Windows Server 2008 R2 の XepApp6.0 公開アプリケーション利用時に、設定が引き継がれないことがある問題を改善しました。
・ドメインコントローラー(Active Directory)がインストールされたサーバーへ、インストールできない問題を改善しました。
・Microsoftセキュリティ更新プログラム(4013389)とHotfix(XA600W2K8R2X64R02 / XA600R02W2K8R2X64076 / XA600R02W2K8R2X64085)がインストールされた環境で、設定が引き継がれないことがある問題を改善しました。


[Ver. 4.36.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix XenApp 7.12/7.13
Citrix XenDesktop 7.12/7.13
・印刷ファイル名を通知しないアプリケーションからの印刷時にスプーラーが異常終了することがある問題を改善しました。


[Ver. 4.34.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix XenApp 7.9/7.11
Citrix XenDesktop 7.9/7.11
Windows Server 2016
・対象機種を追加しました。3.2章参照。
・Print Utility for Citrix XenApp(TM) 設置カスタマイズツールにおいて、プリンタードライバー追加時に新しいインストーラ構成Launcher.exeに対応しました。


[Ver. 4.33.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix XenApp 7.7/7.8
Citrix XenDesktop 7.7/7.8
・対象機種を追加しました。3.2章参照。
・Print Utility for Citrix XenApp(TM) 設置カスタマイズツールを利用して作成したインストールパッケージにおいて、画面を表示しないでインストールを実行した際にファイル解凍プログレスバーが表示されないよう改善しました。
・インストール完了後にプログラム互換アシスタントが表示されないよう改善しました。


[Ver. 4.31.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Windows 10 (クライアント)
・対象機種を追加しました。3.2章参照。
・Print Utility for Citrix XenApp(TM) 設置カスタマイズツールにおいて、プリンタードライバーの追加時にsetup.exeを選択できないことがある問題に対応しました。


[Ver. 4.30.1からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix XenApp 7.6
Citrix XenDesktop 7.6
・対象機種を追加しました。3.2章参照。
・本ソフトウェア導入環境において、複合機およびプリンターにエラーコード(016-757)が記録され、印刷に失敗することがある問題を改善しました。 
・Ver. 4.30.1利用時に、ネットワークの共有プリンターの設定を自動生成クライアントプリンターへ反映できないことがある問題を改善しました。 
・移動ユーザープロファイル環境において、プリンタードライバーの設定を自動生成クライアントプリンターへ反映できないことがある問題を改善しました。
・Citrix XenApp7.5環境において、公開アプリケーション利用時にプリンタードライバーの設定を自動生成クライアントプリンターへ反映できないことがある問題を改善しました。


[Ver. 4.30.0からの改善点]
・Ver. 4.30.0利用時に、プリンタードライバーの設定を自動生成クライアントプリンターへ反映できないことがある問題を改善しました。 
・Ver. 4.30.0利用時に、設置カスタマイズツールにて作成したインストールパッケージのインストールに失敗する問題を改善しました。 
・「従来のクライアントプリンタを作成する」ポリシーを適用したXenApp7.5およびXenDesktop7.5環境において、プリンタードライバーの設定を自動生成クライアントプリンターへ反映できない問題を改善しました。


[Ver. 4.28.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix XenApp 7.5
Citrix XenDesktop 7.5
・対象機種を追加しました。3.2章参照。


[Ver. 4.26.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix XenDesktop 7.0/7.1
・対象機種を追加しました。3.2章参照。


[Ver. 4.25.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Windows Server 2012 R2 (Terminal Services)
・対象機種を追加しました。3.2章参照。


[Ver. 4.23.0からの改善点]
・印刷集中時にスプーラーが異常終了することがある問題を改善しました。 
・対象機種を追加しました。3.2章参照。


[Ver. 4.21.4からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Windows Server 2012 (Terminal Services)
Windows 8 (クライアント)
・対象機種を追加しました。3.2章参照。


[Ver. 4.21.0からの改善点]
・本ソフトウェア導入環境において、複合機およびプリンターにエラーコード(016-721)が記録され、印刷に失敗することがある問題を改善しました。 
 本問題を改善するためには、サーバーおよびクライアント環境の本ソフトウェアを共に更新する必要があります。 


[Ver. 4.20.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。 
Citrix XenApp 6.5
Citrix XenDesktop 5.5


[Ver. 4.18.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。
Citrix XenDesktop 5.0
・対象機種を追加しました。3.2章参照。


[Ver. 4.14.0からの改善点]
・対象機種を追加しました。3.2章参照。


[Ver. 4.11.2からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。
Citrix XenDesktop 4.0
・対象機種を追加しました。3.2章参照。


[Ver. 4.7.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。
Citrix XenApp 6.0
Windows Server 2008 R2 (Terminal Services)
・以下の機種のType2ドライバー、PostScriptドライバーに対応しました。
ApeosPort-IV C5570
ApeosPort-IV C4470
ApeosPort-IV C3370
ApeosPort-IV C2270
DocuCentre-IV C5570
DocuCentre-IV C4470
DocuCentre-IV C3370
DocuCentre-IV C2270
・アンインストール時に使用中だったファイルが、OSの再起動後にも削除されない問題に対応しました。


[Ver. 4.6.0からの改善点]
・以下の動作環境に対応しました。
Windows 7 (クライアント)
・以下の機種に対応しました。
DocuPrint C3350


[Ver. 4.5.0からの改善点]
・以下の機種のPostScriptドライバーに対応しました。
DocuCentre-IV C2260


[Ver. 4.3.0からの改善点]
・以下の機種に対応しました。
DocuCentre-IV C2260
DocuCentre-IV C2260 FAX


[Ver. 4.0.0からの改善点]
・設置カスタマイズツールを追加しました。
・以下の動作環境に対応しました。
Citrix XenDesktop 3.0
・以下の機種に対応しました。
Multi-model Print Driver 2
ApeosPort-IV C5570
ApeosPort-IV C5570 FAX
ApeosPort-IV C4470
ApeosPort-IV C4470 FAX
ApeosPort-IV C3370
ApeosPort-IV C3370 FAX
ApeosPort-IV C2270
ApeosPort-IV C2270 FAX
DocuCentre-IV C5570
DocuCentre-IV C5570 FAX
DocuCentre-IV C4470
DocuCentre-IV C4470 FAX
DocuCentre-IV C3370
DocuCentre-IV C3370 FAX
DocuCentre-IV C2270
DocuCentre-IV C2270 FAX
・以下の機種の64ビットドライバーに対応しました。
DocuPrint 2060
DocuPrint 3050


[Ver. 4.0.0の改善点]
・以下の動作環境に対応しました。
Citrix XenApp環境
Citrix XenDesktop環境
Windows Terminal Services環境


6. 制限事項


 

6.1 自動生成クライアントプリンタ ーに設定を反映する条件


本ソフトウェアは、クライアントからサーバーに ログイン し、自動生成クライアント
プリンターが生成される場合に、クライアント側の設定を反映します。
セッションの再接続を行った場合には、反映されません

 

6.2 自動生成クライアントプリンタ ーに設定が反映されない項目


以下に列挙する一部の設定項目は自動生成クライアントプリンターに反映されません。
これらの設定項目については、自動生成クライアントプリンターの設定を直接変更して 下さい。



●ART EX プリンタードライバー/FAXドライバー共通


[余白]

以下に示す機種は、「余白を指定する」のチェックボックスの設定は反映されますが、余白の値は反映されません。

・DocuPrint C2220/2221
・DocuCentre Color 160/240/320/400
・DocuCentre 352/402
・DocuCentre 230/280
・DocuCentre Color a250 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color a360 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color a450 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color f250 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color f360 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color f450 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre a235/a285/f235/f285
・DocuPrint 405/505


[お気に入り]

選択したお気に入りの種類や、独自に登録したお気に入りの内容は反映されません。


[ICCプロファイル]

ICCプロファイル名は反映されますが、サーバー内に同じICCプロファイルがない場合、ICCプロファイル指定はドライバーによって無視されます。
また、プリンタードライバーの設定画面を開いた時に、警告メッセージが表示される場合があります。


[スタンプ]

ただし、デフォルトに設定したスタンプの内容は反映されます。
デフォルト設定としていないスタンプ情報は反映されません。
独自に定義したスタンプをデフォルトとして設定した場合、自動生成プリンター上でスタンプを変更することができません。

また、自動生成プリンターの印刷設定を開いた場合に、以下のメッセージが表示される場合があります。

「現在設定されている[スタンプ]は、登録されているデータに存在しません。登録データに追加します。」

この時に[OK]を選択しても、サーバー環境によって登録されない場合があります。

以下に示す機種では、スタンプのフォント名,サイズ,ボールド,イタリック,角度が反映されません。

・DocuPrint C2425/2426
・DocuPrint C3530

以下に示す機種では、スタンプ情報は反映されません。

・DocuCentre Color a250 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color a360 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color a450 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color f250 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color f360 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color f450 (Ver 2.5.18 未満)

・DocuCentre a235
・DocuCentre a285
・DocuCentre f235
・DocuCentre f285
・DocuCentre Color 160
・DocuCentre Color 240
・DocuCentre Color 320
・DocuCentre Color 400
・DocuCentre 230/280
・DocuCentre 352
・DocuCentre 402
・DocuCentre 507/508/607/608/707/708/507-MD
・DocuCentre 559/659/719
・DocuPrint C2220
・DocuPrint C2221
・DocuPrint C2425
・DocuPrint C2426
・DocuPrint C3530
・DocuPrint 205/255/305
・DocuPrint 340A
・DocuPrint 350JM
・DocuPrint 405
・DocuPrint 505


[フォーム作成/登録]

ディレクトリ名は反映されません。フォーム名だけが反映されます。


[隠し印刷設定]

隠し印刷設定の情報は反映されません。


[シャープネス調整]

以下に示す機種は、シャープネス調整が反映されません。
・DocuPrint C2424


[メタファイルスプール]

サーバーが Windows Server 2003 x64 Edition の場合、メタファイルスプールは反映されません。


●ART EX FAXドライバー固有


[ファクス送信 - 宛先番号/アドレス]の履歴

宛先番号/アドレスの履歴は反映されません。


[送信シート設定 - 送信シート設定のフォーム選択]

フォーム名だけが反映されます。


[送信シート設定 - 宛先表ファイル]

宛先表ファイル名は反映されますが、宛先表ファイル自身はコピーされません。


[送信シート設定 - 発信元設定]

以下に示す機種では、発信元設定の情報は反映されません。

・DocuCentre Color a250 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color a360 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color a450 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color f250 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color f360 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre Color f450 (Ver 2.5.18 未満)
・DocuCentre a235
・DocuCentre a285
・DocuCentre f235
・DocuCentre f285
・DocuCentre Color 160
・DocuCentre Color 240
・DocuCentre Color 320
・DocuCentre Color 400
・DocuCentre 230/280
・DocuCentre 352
・DocuCentre 402
・DocuCentre 350 I
・DocuCentre 450 I
・ApeosPort 350 I
・ApeosPort 450 I

 

 

●HBPL プリンタードライバー


[お気に入り]

選択したお気に入りの種類や、独自に登録したお気に入りの内容は反映されません。


[ICCプロファイル]

ICCプロファイル名は反映されますが、サーバー内に同じICCプロファイルがない場合、ICCプロファイル指定はドライバーによって無視されます。
また、プリンタードライバーの設定画面を開いた時に、警告メッセージが表示される場合があります。


[スタンプ]

ただし、デフォルトに設定したスタンプの内容は反映されます。
デフォルト設定としていないスタンプ情報は反映されません。
独自に定義したスタンプをデフォルトとして設定した場合、自動生成プリンター上でスタンプを変更することができません。

また、自動生成プリンターの印刷設定を開いた場合に、以下のメッセージが表示される場合があります。

「現在設定されている[スタンプ]は、登録されているデータに存在しません。登録データに追加します。」

この時に[OK]を選択しても、サーバー環境によって登録されない場合があります。


●XPL2 プリンタードライバー

ユーザー設定タブの内容は、現在の設定内容の一覧表示であるため、反映されません。


●PCL プリンタードライバー


[お気に入り]

選択したお気に入りの種類や、独自に登録したお気に入りの内容は反映されません。


●PostScript プリンタードライバー


【デバイスの設定】タブ

以下の項目は、利用する環境条件によっては反映されないことがあります。

・フォント置き換えテーブル
・利用可能なPostScriptメモリー
・出力プロトコル
・ジョブの前にCTRL-Dを送信
・ジョブの後にCTRL-Dを送信
・グレーテキストをPostScriptグレーに変換する
・グラフィックをPostScriptグレーに変換する
・欧州通貨記号をPostScriptフォントに変換する
・ジョブタイムアウト
・印刷待ちタイムアウト
・アウトラインとしてダウンロードする下限フォントサイズ
・ビットマップとしてダウンロードする上限フォントサイズ

下記バージョンのプリンタードライバーを使用した場合には、これらの項目は反映されません。

・ApeosPort-IV C5575/C4475/C3375/C2275 (Ver 6.6.0)
・DocuCentre-IV C5575/C4475/C3375/C2275 (Ver 6.6.0)
・D125/D110/D95 (Ver 6.7.0/Ver 6.7.1)


【プリンター構成】タブ - [オプションの設定]

以下の項目は、利用する環境条件によっては反映されないことがあります。

・メモリー容量

下記バージョンのプリンタードライバーを使用した場合には、この項目は反映されません。

・ApeosPort-IV C5575/C4475/C3375/C2275 (Ver 6.6.0)
・DocuCentre-IV C5575/C4475/C3375/C2275 (Ver 6.6.0)
・D125/D110/D95 (Ver 6.7.0/Ver 6.7.1)


[原稿サイズ]

下記バージョンのプリンタードライバーを使用した場合、原稿サイズの情報は反映されません。

・DocuPrint P450 ps (Ver 6.4.0)


●ドライバー共通

ユーザー定義用紙のサイズ設定、および選択状態は反映されません。



6.3 OSやアプリケーションの仕様による制限



Citrix XenApp/Citrix XenDesktop/Windows Terminal Services/Citrix Virtual Apps環境において、OSやアプリケーションの動作仕様によって以下の現象が発生します。


●あるプリンターのプリンターモデルを変更すると、設定が反映されない場合がある。[全環境]


たとえば、DocuPrint 260を「プリンタ1」という名称でインストールしてから
サーバーに一度ログインし、ログアウト後、「プリンタ1」のプリンタードライバーを
DocuPrint C2220に変更してから再度ログインすると、設定が引き継がれません。


●デスクトップ以外の公開アプリケーション起動時に、設定が引き継がれない場合がある。[Citrix XenApp/Citrix Virtual Apps 環境]


プリンターの自動生成よりも、アプリケーションの起動が早かった場合に発生します。
これは、以下の方法で回避できる場合があります。
・公開アプリケーションを再起動する。


●ログインセッションでは印刷設定が反映されているが、サーバー上で確認すると設 定が反映されていない。[Citrix XenApp/Citrix Virtual Apps 環境]


それぞれのログインセッションは異なるため、サーバー上でローカルにログインした
場合は、設定が変更されていることを確認できない場合があります。


●同じプリンター機種で複数の自動生成プリンターが生成される場合、Excelからプリン タを選択すると、設定が正しく反映されていない場合がある。[全環境]


プリンター名の違いが32バイト目以降にある場合、Excelがプリンターの違いを認識でき ず別のプリンターの設定が表示される場合があります。


●サーバーのプリンタードライバーをバージョンアップすると、設定が引き継がれない 場合がある。さらに、ログイン後に設定を変更しても、変更内容が保存されない。[全環境]


この場合は、以下の操作を行うことで、正しく動作します。
1. クライアントのプリンター名を変更する
2. 再度、サーバーにログインする


●クライアントのコンピュータ名が日本語の場合、設定が引き継がれない。[Citrix XenApp/Citrix Virtual Apps 環境]


Citrix XenAppの仕様により、クライアントのコンピュータ名が日本語の場合は設定を引き継ぐことができません。


●クライアントOSがWindows 7/8.1/10環境でユーザーアカウント制御(UAC)が有効になっている場合、 クライアントモジュールを暗黙的に自動バージョンアップすることができない。[全環境]


2.4 クライアントモジュールの自動バージョンアップを参照ください。


●サーバーOSがWindows 7/8.1/10/Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019環境でユーザーアカウント制御(UAC)が有効になっている場合、 印刷データの圧縮/プリントログへの文書名の記録機能が利用できない。[Citrix XenApp/Citrix XenDesktop/Citrix Virtual Apps環境]


これは、以下のいずれかの方法で回避できます。
・サーバーにインストールする際に入力する管理者情報に、サーバーのビルトインAdministrator情報を入力する
・サーバーのシステムディレクトリにインストールされているfxmfopt.iniを下記のように編集して「UACダイアログの表示」を有効にした上で、ログイン時に表示されるUACダイアログにて権限昇格の許可を与える

【UACダイアログの表示を有効にする方法】
 [Option]
  ShowUACDlgSrv=1


●サーバーOSがWindows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019環境でユーザーアカウント制御(UAC)が有効になっている場合、Print Utility for Citrix XenAppが機能しない場合がある。[Windows Terminal Services環境]


Windows Terminal Servicesの仕様により、サーバーのUACが有効である場合にPrint Utility for Citrix XenAppが機能しない場合があります。
正常に動作させるためには、UACを無効にする必要があります。


●サーバーのプリンタードライバーを「管理者として実行」からのインストールしていない場合、設定が引き継がれない場合がある。[Windows Terminal Services環境]


Windows Terminal Services環境において、サーバーにプリンタードライバーをインストールする際に「管理者として実行」を選択しなかった場合、
UAC機能の影響により、プリンターの設定引継ぎが正常に行なえない場合があります。
この場合、プリンタードライバーをアンインストール後、「管理者として実行」から再インストールを実施することで正常に動作します。


●セッション再接続時の自動生成クライアントプリンターに対して、Print Utility for Citrix XenAppが機能しない。[Windows Terminal Services環境]


Windows Terminal Services環境においては、セッション切断時に自動生成クライアントプリンターが削除され、再接続時に再生成されます。
この再接続時に再生成された自動生成クライアントプリンターに対しては、Print Utility for Citrix XenAppは機能しません。
この場合、再ログインすることで正常に動作します。



6.4 印刷データが圧縮されない条件

 

2.2 印刷データの圧縮 を参照ください。



6.5 文書名が正しく記録されない条件

 

2.3 プリントログへの文書名の記録を参照ください。



6.6 クライアントモジュールが自動バージョンアップされない条件

 

2.4 クライアントモジュールの自動バージョンアップ と、 4.4 注意事項 を参照ください。
また、ネットワークの帯域によっては、バージョンアップデータの転送に時間を要してタイムアウトによって失敗する場合があります。
その場合には、クライアント上でバージョンアップを実行してください。



7. トラブルシューティング



クライアントのプリンター設定が自動生成プリンターに正しく反映できない場合、以下の 操作や確認を行うことで、正しく動作する場合があります。

 

7.1 確認項目


 ・動作条件に記載の環境であるかどうかを確認する
 ・クライアントとサーバーに、本ソフトウェアがインストールされているか確認する
 ・動作対象のプリンタードライバーであるか、機種とバージョンを確認する
 ・制限事項を確認する

 

7.2 操作項目


 ・Print Utility for Citrix XenAppを再インストールする
 ・クライアントのプリンター名を変更してみる
 ・サーバーとクライアントの、プリンタードライバーのバージョンを最新に更新してみる。
 ・公開アプリケーションを一旦終了させ、再度起動してみる

 

8. お問い合わせ先



富士ゼロックス株式会社
カストマーコンタクトセンター

ご連絡先電話番号は、機械貼付けの『保守・操作のお問い合せ』カードにてご確認くださ
い。

最新ソフトウェアは、インターネットのホームページで提供しております。
なお、通信費用はお客さまの負担となりますのでご了承ください。

インターネット
WWWホームページを設置しております。
URLは[http://www.fujixerox.co.jp/download/]です。

9. 変更履歴



Ver.4.46.2 用2版


「Microsoft」「Windows」「Windows Server」は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
「Citrix」「MetaFrame」「ICA」は、米国Citrix Systems,Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

 

以上