MediaDEPO® Author 4.2
アップデートパッチ(バージョン4.2.2)リリース ノート
2020年7月
本リリースノートでは、MediaDEPO Author 4.2アップデートパッチ(バージョン4.2.2)をご使用いただくための情報を説明します。
目次
l はじめに
l バージョン4.2.2におけるインストールソフトウェアのバージョン
l 主な変更内容
l 制限事項
l ご注意
このたびはMediaDEPO Author 4.2 (以降、MediaDEPO Authorと表記します)をご利用いただき、まことにありがとうございます。
本修正パッチは、MediaDEPO Author バージョン4.2.0および4.2.1を対象としています。
バージョン4.2.2におけるインストールソフトウェアのバージョン
バージョン4.2.2におけるMediaDEPO Author のインストールソフトウェアのバージョンは「4.2.2」になります。
以下の手順でMediaDEPO Authorのインストールソフトウェアのバージョンを確認いただけます。
1. MediaDEPO AuthorをインストールしたPCにログインし、コントロールパネルの「プログラムと機能」を起動します。
2. 項目「MediaDEPO Author 4.2」の「バージョン」列を参照します。
(「バージョン」列は、列ヘッダを右クリックして表示される「詳細表示の設定」メニューで表示/非表示を設定できます。)
次の手順でインストールして下さい。
1. MediaDEPO AuthorをインストールしたPCにAdministrator権限でログオンします。
2. お手元のファイルが圧縮されている場合はローカルファイルシステムに展開します。
3. 展開したファイル中の「Update.exe」を実行し、アップデートパッチの適用を行います。
※ インストーラでシステム再起動を確認する画面が表示された場合、再起動を行ってください。
バージョン4.2.1から4.2.2への変更内容は以下のとおりです。
1. バージョン4.2.1で文書/HTMLコンテンツのDAF書き出しを行うとエラーになる不具合を修正しました。
2. ナレーション設定が保存されていない状態で、PowerPoint文書から一括ナレーション作成を行うと、作成されたナレーションの設定値が変更できない不具合を修正しました。
3. PowerPointのノート表示でスライドイメージを非表示にしたページを取り込むとノートが取得できない不具合を修正しました。
バージョン4.2から4.2.1への変更内容は以下のとおりです。
1. ソースを削除したときタイムライン上のソースや他のアイテム(目次・キャプション・ページ切替(スライド付きビデオコンテンツのみ)・ポインタ表示(スライド付きビデオコンテンツのみ)・キャプチャ切替(簡単キャプチャーコンテンツのみ)・付箋(簡単キャプチャーコンテンツのみ))を一括で前に移動させることができるようになりました。削除した区間にあったアイテムは削除されます。
2. ナレーションを更新したとき、変化した長さに合わせて、タイムライン上のソースや他のアイテムを一括で前後に移動させることができるようになりました。前に切り詰めたとき、切り詰めた区間にあったアイテムは削除されます。
3. 日本語の音声合成でユーザー辞書を読み込めるようになりました。ご使用につきましては「日本語音声合成・ユーザー辞書について」をご参照ください。
4. タイムライン上でソースを前のソースと隙間なく隣接させようとしても、隙間を埋めることができない問題を修正しました。
5. ユーザーズガイドの誤記を修正しました。
6. BatchStarterでDAF作成時のフレームレートが元動画と同じとなる仕様を見直し、30fpsで変換されるように修正しました。
7. ソース動画が16:9の場合、コマ割り表示用のサムネールに横長の画像が作成される問題を修正しました。
8. Googleスライドで作成したPowerPoint®ファイルをスライド資料として取り込むと、ノートを抽出できない問題を修正しました。
9. PowerPoint®ファイルを取り込んで日本語の一括音声合成するとき、いずれかのページに空白文字だけ含まれているノートがあると、空白文字だけのページはスキップして他のページは取り込むように修正しました。
10.日本語の音声合成で「――」("だっしゅ"を変換して出てくる全角文字「―」を2つ)を入力すると、1秒の無音時間が出力されるようにしました。
MediaDEPO Authorをご利用になる際の制限事項について説明します。
PDF文書のスライド取り込みについて
PDF文書をスライドとして取り込む場合、Adobe® ReaderとDocuWorksのインストールが必要です。またスライド取り込み時に、Adobe® Readerが起動します。
仮想マシン上でのプレビュー表示について
本ソフトウェアを仮想マシンにインストールしてご利用する場合、画面キャプチャーした動画をプレビュー表示することができません。
プロジェクト保存について
タイムラインエリアの表示倍率や画面の表示設定は、プロジェクト保存で保存されません。
スライド付きビデオコンテンツの表示について
スライド付きビデオコンテンツの表示で、スライド切り替えとポインタ表示が近いタイミングで実行される場合、ポインタ表示が先に行われ、後から切り替わったスライドが表示されることがあります。
レイヤー数の上限数について
レイヤー数の上限数は50になります。またソース取り込みで取り込めるビデオ、音声の上限数は10になります。
アニメーションが付与されたPowerPoint®文書のスライド取り込みについて
アニメーションが付与されたPowerPoint®文書のスライド取り込みは下記の動作になります。
· ページにアニメーションがn個含まれている場合、そのページはアニメーションが実行されていない状態のスライド画像1個と、順に1個ずつ実行された状態のスライド画像n個、計n+1個のスライド画像に分割されます。
· 同時に実行されるように設定されている場合も、別々のスライド画像に分割されます。
· 画面切り替えの効果は無視されます。
MediaDEPO Server 4.0.3以前へのDAFファイル登録について
本ソフトウェアで作成したDAFファイルをMediaDEPO Server 4.0J(バージョン4.0.3以前)へ登録した場合、下記の制限があります。
· キャプションは表示されません。
· 音声コンテンツは再生できません。
· スライド付きビデオコンテンツのスライドの動画は静止画で表示されます。
· 簡単キャプチャーコンテンツの付箋は表示されません。
前バージョンのソフトウェアのDAFファイル編集について
本ソフトウェアで作成したDAFファイルをMediaDEPO Server 4.0Jに登録後、エクスポートしてDAFファイルを作成した場合につきましても、そのDAFファイルを前バージョンのソフトウェアを使って編集することはサポートしておりません。
DAFファイルの書き出し時間について
DAFファイルの書き出しに要する時間は、出力画質やソースビデオや音声の長さによって、増減します。
ソースビデオ・音声の取り込みについて
ソースビデオや音声を取り込む場合、サポートされている拡張子でも、動画コーデックや音声コーデックによっては取り込むことができません。
動画コーデックや音声コーデックで取り込むことができるものは下記になります。
動画コーデック:
・Windows Media Video
・VC-1
・AVC/H.264 ベースラインプロファイルおよびメインプロファイル
・Expression Encoder Screen Capture
音声コーデック:
・Windows Media Audio
・AAC-LC
・HE-AAC
動画コーデックや音声コーデックの確認についてはサードパーティー製のツールをご利用ください。
簡単キャプチャーコンテンツの付箋について
簡単キャプチャーコンテンツを編集し、付箋を付与した場合、アプリケーションで表示される付箋の文字の大きさと付箋自体のサイズは、キャプチャー画像の表示領域の大きさに関わらず、常に同じ大きさで表示されます。また、キャプチャー画像の端に配置された場合に全て表示するように改行されることがあります。
作業用ディレクトリーについて
DEPO AuthorあるいはLiveRecorderで、起動、プロジェクト保存、あるいはDAF出力を行うときに、設定されている作業用ディレクトリーが存在しない場合は、ユーザー一時フォルダーを作業用ディレクトリーに設定します。
パッチ適用中に.msiファイルを要求される件について
本パッチを適用している時、.msiファイルを要求されることがあります。その場合、インストールに使用した元の.msiファイルのパスを入力してください。
画面キャプチャービデオの長さについて
バージョン4.1.1から、画面操作のキャプチャーで、作成できるビデオの長さは、最小3秒になりました。3秒未満の画面キャプチャーのビデオコンテンツを作成したい場合は、画面キャプチャービデオを作成・取り込み後、カットしてください。
Windows® 8.1、Windows® 10で高DPIディスプレイの使用について
Windows® 8.1、Windows® 10で高DPIディスプレイを使用する際、スケールを100%以外で使用することはサポートしておりません。
前のバージョンで作成した画面操作ビデオの取り込みについて
前のバージョン(MediaDEPO Author 4.0J)で作成した画面操作ビデオをMediaDEPO Author 4.2で取り込み、再生、サムネール表示するにはExpression® Encoder Screen Capture Codecのインストールが必要です。Expression® Encoder Screen Capture Codecは下記のいずれかの方法でインストールできます。
1. Expression® Encoder Screen Capture Codecを単体でインストールします。英語版のみですが、問題なく動作します。ダウンロードリンクは下記の通りです。
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=10732
2. Expression® Encoder 4 SP2をインストールします。Expression® Encoder Screen Capture Codecは同時にインストールされます。ダウンロードリンクは下記の通りです。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=27870
アンインストール後のインストールフォルダのファイルについて
本ソフトウェアをアンインストール後、インストールフォルダに日本語音声合成のユーザー辞書ファイル等のファイルが残ることがあります。不要なファイルですので、アンインストール後、手動で削除してください。
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「MediaDEPO」は登録商標です。「Microsoft」「Windows」「Windows Media」「PowerPoint」「Expression」は、米国Microsoft Corporation(米国マイクロソフト社)の米国およびその他の国における商標および登録商標です。「Adobe」は、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の米国および他の国における商標または登録商標です。本ソフトウェアではオープンソースのライブラリlog4net 1.2.11を利用しています。これらのライブラリのライセンスについては、インストールディレクトリ以下に配置されるLICENSETHIRDPARTY.TXTを参照してください。本ソフトウェアでは日本語の音声合成エンジンとして、株式会社エーアイのAITalk® II SDKを株式会社エーアイから使用許諾を受け使用しています。「AITalk」は株式会社エーアイの登録商標です。その他の製品名、会社名は各社の商標または登録商標です。